今週から二週にわたり、長濱香代子先生から「エコガーデン実施計画」というタイトルでお話を伺います。
長濱先生のことは、先生の
会社のHPに詳しく書かれていますので、そちらを参照ください。どんな活動をされているかすこしだけ紹介する為に、HPよりかいつまんですこしだけ紹介します。
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様々な情報が氾濫し、自分らしく生きることが難しくなっている現代。そんななかで、自分のスタイルをもって生きることの大切さを一緒に考えていきたい。美しく、心地よくすまうことを、デザインという力で考えていきたい。スタイル イズ スティル リビングはそんなデザイナー集団です。
わたしたちは、インテリアデザイン会社であり、ガーデンデザイン会社でもあり、そして工務店、造園会社の機能を持っています。「デザインの力」を看板に掲げていますが、設計から施工、アフターメンテナンスまで一貫して行っています。
住宅を建てる時に経験することですが、通常ハウスメーカーや建築家に住宅の設計を依頼しても、庭や外構のことはおざなりにされてしまう。そもそも予算組のなかに入っていないのが普通だったりします。ここちよい空間づくりに、ウチのこととソトのことを、スタート時点で一緒に考えないなんてナンセンスだし、建物のことだけを考えていて、快適な家づくりなんてできるはずがないと思うのです。
そんな想いから、スタイル イズ スティル リビングはインテリアデザイン、ガーデンデザインを通じて快適な空間づくりを実践しています。その領域は個人邸から商業施設まで、新築からリフォーム・リノベーションまで、と多岐にわたっています。
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今週はまず先生がこれまでされてきたお仕事を写真を見ながら紹介頂きました。GRACE六本木、b6原宿、GYRE表参道、などとても興味深いお仕事ばかりでした。表参道の
GYREのVertical Gardenは、
パトリック・ブラン氏がデザインし、氏の作った植物リストをもとに先生の会社が施工を担当したそうです。(ちなみにパトリック・ブラウン氏は自分では土に触ったりはしない人、だそうです)GYREのVertical Gardenは実際に見たことがあったので、なるほどそんな仕組みで作られているんだぁーと聞いていて楽しくて仕方ありませんでした。
印象的でインパクトの強い作品が多いので、いわゆる環境のことやお庭のことに興味のない人でも、おもしろいなと思ってもらえる入り口となりうること。作品がきっかけで植物のことに興味を持ってくれる人が増えたらいいなという想いをもってやっているというのが素敵だなと思いました。(もちろん作品自体もすてきなものばかり)
「環境に逆らったことをしないのは、その環境に適した植物が最も元気に育つから。その最も元気な状態というのが、植物として最もインパクトのある状態だと思うから。やはりその姿を見せたいと思うから」と話されていたのがいちばん印象に残っています。
次回へ続く。
ソガケンタ
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「メンテナンスも含めて植栽を考える」
8月6日 「エコガーデン 実施計画①」 長濱香代子先生
今回はガーデンデザイナーである長濱香代子先生によるガーデン計画について。
「自分ができることをコツコツやってきただけ」と語る長濱先生は、自宅の庭づくりを行う中で、それが少しずつ仕事となり、その延長で10年前に会社を設立した。
「人に近い植栽を目指してきた」という長濱先生のその仕事は、主に個人邸の庭だが、商業施設も行う。
しかし実際に庭づくりの現場は98%が土木であり、「その現場はつらい」と話す。木を植え、花を植えるのは残りの2%のみだと述懐する。
その仕事の98%が土木現場であるとはいえ、あくまで仕事は「自然が相手」であり、大切なことは「各現場により条件は全く違う」ということだとい。
土地の条件をしっかり見極め、植物の成立と成長をどう理解するのか、それらを庭としてトータルで美しく迫るには、五感で感じるしかないと語る。
長濱先生は関わった庭の管理・メンテナンスは必ず依頼されるという。
そこで庭の維持管理を継続するためには、オーナーの資金に比重がかかる。つまり頻繁にメンテナンスを行うと資金的に苦しくなるため、少しずつメンテナンスを減らしていくことがオーナーのためにも必要だ。
最近の仕事では、東京・六本木の商業ビル東側全面13×7㎡に植栽した「垂直の庭」。
40~50種の常緑種を選び、土を落として不織布のパネルに植え、土を少量植え、パネルに潅水パネルを走らせている。30日に1度メンテナンスを行っている。
長濱先生は同様の、壁に庭をつくる手法を東京・表参道や、尼崎でも行っている。
一方長濱先生はメンテナンスも含めて庭づくりを考えるため、植栽の将来の姿を考えて設計する。
植栽環境は同じ地域内でもその場所により条件は全く違うため、大切なことは、その環境条件をしっかり把握し、いかにその環境に適した植栽を行うかどうかであるという。
命ある限り、木や草が最良の姿を見せてこと初めて見る人にインパクトを与えるものになる。よって環境に逆らうことは、植栽の見え方にも大きく影響するわけだ。
そこで立地の悪条件をどこまで改善できるのかも考え、コスト計算を行ることでデザインの幅が広がり、奥行き感もでてくる。
そこで敷地の現況調査が一番大切であり、敷地の大きさを正確に計測し、どの木がどこに植わっているかもしっかり測り、既存の立地条件も詳しく把握しなければならないと話した。
猿渡一好